FOMC、現状維持…!?
今週26日、27日にかけて開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)において、指標となるFF金利の誘導目標は、昨年12月、7年振りに利上げを決めた際の0.250~0.500%に据え置くと発表されました。もともと今月での利上げは想定されていませんでしたが、年明け以降の市場の騒がしい状況に応じて3月にもと予想されていた再利上げも延ばされる公算とのことです。
今週26日、27日にかけて開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)において、指標となるFF金利の誘導目標は、昨年12月、7年振りに利上げを決めた際の0.250~0.500%に据え置くと発表されました。もともと今月での利上げは想定されていませんでしたが、年明け以降の市場の騒がしい状況に応じて3月にもと予想されていた再利上げも延ばされる公算とのことです。
米連邦準備制度理事会(FRB)は、15,16日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)において、指標となるFF金利の誘導目標を2008年12月以降7年ぶりにゼロ近辺(0.000~0.250%)から0.250%引き上げ0.250~0.500%にすると発表しました。
本日発表された連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で、昨年12月のFOMC時に追加された「忍耐・辛抱強く待つ」(be patient)の文言が削除されました。同声明の中で4月の次回FOMCでの利上げの可能性は低いとし、最短では6月16日~17日のFOMCでの利上げ踏み切りの可能性が示唆されました。
本日発表された連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明から、とうとう”「相当な期間」(for a considerable time)”が削除されました。これによりいよいよゼロ金利政策解除=利上げに向けて一歩前進ということになるのでしょうか・・・?さらに前回利用された文言”「忍耐・辛抱強く待つ」(be patient)”は維持されました。では、米国債10年の利回りはどうなったか・・・?昨日に比べ0.1%強下げて1.721%と大きく低下し20ヶ月ぶりの低い利回りとなりました。何故???・・・ですよね。
12月17日の米連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表した声明において、焦点となっていたフェデラル・ファンド金利の目標誘導レンジを”「相当な期間」(for a considerable time)”ゼロから0.250%とする文言は変えられませんでした。この緩和継続を匂わす言葉に反応してダウ平均株価は$288高と大きく上昇しました。これだけ聞くとまだ利上げには慎重な姿勢をとっていると思われます。が、同時に金融政策の正常化を始めるまで”「忍耐・辛抱強く待つ」(be patient)”との文言が今回始めて併記されました。この言葉尻を捉えると正常化までまだ時間がかかると取れますが、これはFRB用語なのでしょうか、2004年の利上げ直前に同声明にて採用した表現とのことです。それから考えますと、近いうちの利上げがあるとも考えられ米国債利回りは10年を含め軒並み急上昇しました。