7月雇用統計
7月の米雇用統計が発表されました。非農業部門の雇用者数は25万5千人増加、失業率は変わらずの4.9%でした。
1月の米雇用統計が発表され、米連邦準備理事会(FRB)が利上げをさらに引き延ばす理由がなくなり年央(6月か7月)の利上げが既成事実と考える向きが広まったとのことです。失業率こそ前月比0.1%減の5.7%となりましたが非農業部門の雇用者数が25万7千人増と予想以上に、また時間あたり平均賃金は0.12ドル増と、12月の0.05ドル減から上昇し対前年比では2.2%増と大幅な伸びとなりました。この発表を受け米国債10年は、今週の月曜日に1.668%と底を打ったような感じでその後上昇してきており今日の終値で1.957%までこの一週間で急上昇しました。年明け後3%台前半まで下げていたローン金利も一気に3%台後半に戻ってしまいました。さて、来週以降の動きやいかに...
12月の米雇用統計が発表されました。非農業部門の雇用者数が25万2千人増と11ヶ月連続の20万人以上の増加に加え、失業率も5.8%から5.6%へと低下しました。いづれも予想以上の数字だったにも拘わらずダウ平均株価は下げ、米国債10年の利回りも再び2%割れの1.950%への低下となりました。これは、前回11月分の雇用統計で注目された時間当たりの平均賃金が今回は予想に反して0.2%の減少となったからのようです。原油安も含め、米連邦準備理事会(FRB)が目指すインフレ率にまた遠ざかるような結果となり”利上げの時期早まるか・・・?”が一旦後退したような印象です。
12月5日に発表された11月の米雇用統計によりますと、非農業部門の雇用者数が2012年1月以来約3年振りの32万1,000人増と予想の23万人を遥かに上回る大幅増となったそうです。これで20万人を超える増加が10ヶ月連続で続いており1994年以来最長とのこと。失業率は5.8%と変わらずでした。