12月の米雇用統計が発表されました。非農業部門の雇用者数が25万2千人増と11ヶ月連続の20万人以上の増加に加え、失業率も5.8%から5.6%へと低下しました。いづれも予想以上の数字だったにも拘わらずダウ平均株価は下げ、米国債10年の利回りも再び2%割れの1.950%への低下となりました。これは、前回11月分の雇用統計で注目された時間当たりの平均賃金が今回は予想に反して0.2%の減少となったからのようです。原油安も含め、米連邦準備理事会(FRB)が目指すインフレ率にまた遠ざかるような結果となり”利上げの時期早まるか・・・?”が一旦後退したような印象です。
今週7日に公表された、先月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録では、インフレ率が2%を大きく下回った状態でも利上げはできるとの見解も表明されていたようですが・・・さて、どうなるでしょうか?!
今週の皆さんの関心事は、フランスの悲惨なテロ(?)事件一色だったのではないでしょうか。犠牲者の方々には謹んでご冥福をお祈り申し上げます。