「相当な期間」は削除…

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本日発表された連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明から、とうとう"「相当な期間」(for a considerable time)"が削除されました。これによりいよいよゼロ金利政策解除=利上げに向けて一歩前進ということになるのでしょうか・・・?さらに前回利用された文言”「忍耐・辛抱強く待つ」(be patient)”は維持されました。では、米国債10年の利回りはどうなったか・・・?昨日に比べ0.1%強下げて1.721%と大きく低下し20ヶ月ぶりの低い利回りとなりました。何故???・・・ですよね。

一部メディアで伝えられたことによると、今回の声明のなかで利上げ開始を決定するにあたり注視する要因として”「金融動向や国際情勢(financial and international developments)”を考慮すると言及したからだそうです。確かに年明け以降利回りが下げているのはそれらが要因であることは間違いないのでしょうが、それをFOMCの声明内で言及したことにより米連邦準備理事会(FRB)が今後の金融政策=利上げのタイミングに対してより慎重な見方をしていると市場で捉えられ株を売って債券を購入する動きが増長されたからだそうです。事実株価も200ドル弱安と声明発表後急落しました。

皆さん既にガソリン代が安くなったメリットを享受されていると思いますが、住宅ローン金利も年明け以降米国債10年の利回りに併せて確実に下げています。これから購入される方はもちろんですが、わずか1年~1年半前にローンを取得された方でもリファイナンスをするメリットが出てきています。ご相談・お見積もりはいつでも無料ですのでお気軽にご連絡ください。

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