本日1日、3月の米雇用統計が発表されました。失業率は先月から0.1%下げ5.0%となりましたが、非農業部門の雇用者数は市場の予想21万人増をわずかに上回る21万5,000人増となり、時間当たり平均賃金が再び0.3%増となったことにもより今月、あるいは6月のFOMCでの追加利上げの可能性が再びでてきました。
ダウ平均株価指数は、これを好感し107.66ドル高の17,792.75ドルと、年初来最高値の終値となり、米国債10年の利回りは、1.772%で引けました。FreddieMac(連邦住宅金融抵当公庫)発表の今週分(前日の木曜日に発表)の30年固定型金利の平均値は、先週比変わらずの3.71%でした。
3月29日のイエーレンFRB議長の講演内容では、利上げに対して慎重姿勢を維持するとのことでしたが、一点近々の利上げの可能性もでてきました。しかし、このところずっと発表される経済指標や、FRB議長、各連銀総裁等の発言により利上げがあるのかないのかに一喜一憂する場面が多くて、住宅ローン金利がどうなるかの予想がほんと難しいです。しかし、昨年12月に利上げをしてから住宅金利が上がったというよりは、逆に下げる場面もあったりで、今後追加利上げがあったとしても必ずしも住宅ローン金利も上がってくるのではないのかなとも思うようになりました。日本では、マイナス金利にも関わらず、先週、大手銀行では住宅ローン金利を上げるとの発表もでたばかりです。市場の金利と、住宅ローン金利の相関性が崩れてきてるのでしょうか・・・?!