本日7月5日の米国債10年の終値は、2012年7月に記録していた過去最低金利を下回る1.377%で引けました。当然のことながら6月23日の英国国民投票・Brexitの余波を受けた形になりますが、同7月5日には本元英国でも、またドイツ、スイス、フランス、デンマーク、スウェーデン等各ヨーロッパ諸国においても過去最低を記録しています。これを書いている時点の日本の10年国債も、過去最低金利である-0.277%を記録し、20年国債までもが初めてのマイナス水準であるマイナス0.005%を記録しています。
今後の英国の行方がまだまだ見えてこない今の現状において、この世界的な金利安はしばらく続くのではないでしょうか?!それとも何かを機に、V字回復的に金利が上がる局面が見られることがあるのでしょうか・・・?!直近では、今週金曜日7月8日の雇用統計の発表が気になります。
10年国債の利回りに連動する住宅金利30年固定型の金利は、3.000%に近づく水準まで下げてきています。もちろんこれも歴史的低水準です。これから住宅を購入されたい方はもちろん、現在ローンをお持ちの方でリファイナンスの可能性を考えられていらっしゃる方にとっても今後しばらくの国債の動きは要注目です‼