6月雇用統計

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6月の米雇用統計が発表されました。非農業部門の雇用者数は、先月分の大幅な落ち込み(発表の3万8千人増から1万1千人増に下方修正)から予想を大きく上回った28万7千人増加となりました。失業率は前月比0.2%上昇の4.9%と数字上は悪化した形になりますが、それでも実質完全雇用に近い数字ということで労働市場は今だ底堅いということが確認されたようです。一方で、時間当たり平均賃金が前月比0.02ドル増の鈍い延びにとどまったことにより、先月のBrexitの影響もあるため追加利上げに関しては、引き続き慎重な姿勢を崩せないとの見方が大勢だそうです。

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この結果を受け、10年国債は発表直後こそ1.400%を超えて1.428%まで上昇しましたがすぐに下げに転じ発表前の水準よりも低い1.361%で引けました。7月6日につけた取引時間中の最低利回り1.323%こそ上回るものの、終値ベースでは過去最低を更新しました。対照的にダウ平均株価指数は、250.86ドルと大幅高で18,000ドルを回復し、昨年5月につけた最高値18,312.39ドルに近づく18,146.74ドルで引けました。S&P500指数にいたっては、同昨年5月につけた最高値2,130.82ポイントとほぼ同じ2,129.90ポイントで引けています。

 

FreddieMac(連邦住宅金融抵当公庫)が今週木曜日7日に発表した30年固定型金利の平均値こそ3.41%となっていましたが、Bank of Americaのホームページ上では3.375%で表示されていますし、それよりも低い3.125% - 3.250%の金利も十分可能となっています。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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